コーヒーの飲み比べ方法|味の違いが分からない人でも楽しめるコツをプロが解説
「コーヒーは好きだけれど、豆ごとの味の違いがよく分からない」。 これは、お客様から本当によくいただくご相談です。
いろいろな豆を買って飲んで、なんとなく違うのは分かるけど、違いを言語化するのが難しい。 商品の説明に書いてあるコーヒーのいろんな表現をよりハッキリと体験してみたい。 そんな方にまず試していただきたいのが、コーヒーの飲み比べです。
飲み比べは、特別な人だけがやる難しいテイスティングではありません。 家庭でも、条件を少し揃えるだけで、コーヒーの香り・酸味・甘み・後味の違いがぐっと分かりやすくなります。
先に結論をまとめると、
コーヒーの味の違いを知る近道は、同じ条件で2〜3種類を並べて飲むことです。
1杯ずつ別の日に飲むよりも、同時に比べた方が細部の違いもよりはっきり感じとれます。
そして、華やかな香りのコーヒーは最後に飲む。これがかなり大事です。
目次
この記事のポイント(先に要点)
- コーヒーの味の違いを知るには、飲み比べが一番分かりやすい
- 初心者は2〜3種類から始めるのがおすすめ
- 豆量・お湯の量・温度・抽出時間を揃える
- おすすめの比率は豆1:お湯15
- 華やかな香りのコーヒーは最後に飲む
- 香り、酸味、甘み、質感、後味を見ると違いが分かりやすい
- 「こっちの方が好き」が分かれば十分
- Nif Coffeeのお試しセットは3種類を飲み比べしやすい
2. なぜ一杯ずつ飲むだけでは違いが分かりにくいのか
コーヒーを1杯ずつ別々に飲んでいると、どうしても「今日の淹れ方」に意識が向きやすくなります。
「今日は少し苦くなったかな」「前回より薄い気がする」など、味の違いを豆の違いとしてではなく、抽出の出来として考えてしまうんですね。
もちろん淹れ方も大切ですが、豆ごとの個性を知りたいなら、同じ条件で複数のコーヒーを並べて飲むのが一番分かりやすいです。
更に、香りや味わいは連続して異なるものを確認することでより細部の違いに気がつけます。コーヒーは繊細な部分で異なる要素が沢山あります。
絵の間違い探しをする際、2つの絵を日をまたいで比べて、違いを発見するのは難しい。2つの絵を並べて何度も確認する、時には全体像を、時には見る場所を絞って細部の違いを確認する。コーヒーの飲み比べは間違いの数が決まっていない間違い探しのようなもの。
3. 飲み比べの準備|抽出条件を揃える
飲み比べで一番大事なのは、抽出条件を揃えることです。
豆の量、お湯の量、温度、挽き目、抽出時間がバラバラだと、味の違いが「豆の違い」なのか「淹れ方の違い」なのか分からなくなってしまいます。
飲み比べの基本条件
| 項目 | おすすめ |
|---|---|
| 種類 | まずは2〜3種類 |
| 豆量 | すべて同じ量 |
| お湯 | 豆1:お湯15 |
| 挽き目 | 中挽きで揃える |
| 湯温 | できるだけ同じ温度 |
| 抽出時間 | 約3分を目安 |
| 器具 | 同じ器具で順番に淹れる |
器具は、最初から複数用意しなくても大丈夫です。 1セットの器具で順番に淹れていけば十分です。
慣れてきたら、ドリッパーを2〜3個並べて同時に淹れるのも楽しいですが、最初は無理に揃える必要はありません。
4. 飲む前に豆を見る|センターカットと精製方法
飲み比べをするときは、お湯を注ぐ前に、ぜひ豆そのものも見てみてください。
特に注目していただきたいのが、豆の中央にある線、いわゆるセンターカットです。
水で果肉を洗い流して乾燥させるウォッシュドの豆は、センターカットが白っぽく残ることがあります。
一方、果実をつけたまま乾かすナチュラルの豆は、焙煎時にその部分が焼けて黒っぽく見えることがあります。
精製の違いによる外見の違いは1つの要素ですが、その他には品種によっての形状の違いや焙煎の良し悪し、選別の精度や焙煎度合いによる豆の外観の違いなど
コーヒー豆の外見から分かる情報も多い、せっかくなら外見もちょこっと気にしてみると新たな発見がありますよ。
5. 飲み比べで一番大事な「飲む順番」
今回、一番お伝えしたいのが飲む順番です。
結論から言うと、華やかな香りのコーヒーは最後に飲むのがおすすめです。
例えば、エチオピアのようにフローラルで香りの強いコーヒーを先に飲んでしまうと、その後にブラジルのような落ち着いた甘みのコーヒーを飲んだとき、味が分かりにくくなることがあります。
Nif Coffeeで飲み比べる時のおすすめ順
| 順番 | 商品 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | ふつう | 瑞々しい酸味、バランス、飲みやすさ |
| 2 | ふかいり | ナッツやチョコのような甘み、コク、なめらかさ |
| 3 | とくべつ | 産地や品種、精製によるコーヒーの個性 |
まずは基準になる「ふつう」で味の軸を作る。
次に「ふかいり」でコクや甘みを感じる。
最後に「とくべつ」で産地の個性を楽しむ。
この順番にすると、それぞれの個性がかなり分かりやすくなります。
6. 味を見るポイント|香り・酸味・甘み・後味
飲み比べるときに、最初から難しい表現をする必要はありません。
まずは「こっちの方が香りが強い」「こっちの方が甘い」「こっちは後味が長い」くらいで十分です。
味を見るポイントの一例
| 見るポイント | 感じ方の例 |
|---|---|
| 香り | 花、ナッツ、チョコ、果物、香ばしさ、野菜 |
| 酸味 | 柑橘のような、明るい、みずみずしい、やわらかい、キュッとする |
| 甘み | はちみつ、黒糖、チョコ、果実感、シロップ |
| 苦味 | やさしい、しっかり、焦げっぽい、ビター、あと引く |
| 質感 | 軽い、なめらか、厚みがある、丸い、イガイガ |
| 後味 | 短い、すっきり、長く残る、甘さが続く |
慣れてくると、「このコーヒーは果実感がキュッと詰まっている」「こっちは脂質から感じるようなやわらかい甘みがある」といったように、味の解像度が少しずつ上がっていきます。
また、他の食べ物、飲み物を筆頭に、比喩を使うのもコーヒーのイメージを伝えるのにとても有効です。
7. 味の違いが分からなくても大丈夫
飲み比べをしても、最初から細かい味の違いが分からなくても大丈夫です。
コーヒーの味を表現しようとすると、「ジャスミン」「ベリー」「レモン」「チョコレート」など、少し難しい言葉が出てくることがあります。
でも、家庭で楽しむ飲み比べでは、そこまで言葉にできなくても問題ありません。
8. 初心者におすすめの飲み比べセット
初心者の方が飲み比べをするなら、味の方向性が違う3種類を選ぶのがおすすめです。
Nif Coffeeであれば、ふつう・ふかいり・とくべつの3種類が分かりやすいです。
3種類の違い
| 商品 | 味の方向性 | おすすめの見方 |
|---|---|---|
| ふつう | バランスが良く、日常的に飲みやすい | 基準の味として最初に飲む |
| ふかいり | 甘みを伴うやわらかい苦味とコク | ナッツやチョコのような甘みを見る |
| とくべつ | 産地の個性や華やかな香りを楽しむ | 最後に飲んで香りの広がりを楽しむ |
この3種類を同じ条件で淹れて並べると、コーヒーの味の違いがかなり分かりやすくなります。
9. お試しセットで飲み比べる
「飲み比べをしてみたいけれど、いきなり何種類も豆を買うのは大変」という方には、Nif Coffeeのお試しセットがおすすめです。
少量ずつ3種類が入っているので、同じ条件で淹れて、味の違いを比べるのに向いています。
飲み比べには、お試しセットがおすすめです
Nif Coffeeのお試しセットは、ふつう・ふかいり・とくべつの3種類を少量ずつ楽しめる初回向けセットです。
同じ条件で淹れて飲み比べると、自分の好みが「バランス型」なのか、「深煎りのコク」なのか、「華やかな香り」なのかを見つけやすくなります。
まずは3種類を同じ条件で飲み比べて、自分の好みを探してみてください。
動画でも詳しく解説しています
この記事は、Nif Coffee小川がコーヒーの飲み比べについて解説したYouTube動画をもとにまとめています。
実際の話し方やニュアンスを見たい方は、動画もあわせてご覧ください。
関連リンク
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コーヒーの味の違いを知るには、同じ条件で並べて飲み比べることが一番の近道です。
まずは2〜3種類を用意して、豆量・お湯の量・抽出時間を揃え、華やかな香りのコーヒーは最後に飲む。
それだけで、コーヒー選びはぐっと楽しくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. コーヒーの飲み比べは何種類がおすすめですか?
多すぎると味の違いが分かりにくくなるため、まずは方向性の違う3種類くらいから始めると比べやすいです。
Q. コーヒーを飲み比べる時の順番はありますか?
Q. コーヒーの味の違いが分からないのは普通ですか?
同じ条件で複数のコーヒーを並べて飲み比べると、香り・酸味・甘み・後味の違いが見つけやすくなります。
Q. 飲み比べる時は同じ淹れ方にした方がいいですか?
Q. 飲み比べにはどんな豆がおすすめですか?
例えば、バランスの良い豆、深煎りでコクのある豆、華やかな香りの豆を並べると、違いが分かりやすくなります。
Q. 冷めても飲み比べた方がいいですか?
冷めると酸味・甘み・後味の違いが分かりやすくなることがあります。